千葉真一さんが新型コロナウイルスによって亡くなるという、大変ショッキングなニュースが入ってきました。
日本国内においてはもちろんのこと、海外においても、映画にドラマと、おおいに活躍してきた、千葉真一さん。
そこで今回は、そんな千葉真一さんについて、見てまいりましょう。
千葉真一さんの映画『キル・ビル』と映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』における出演シーン、抜擢経緯、そして、これまでの千葉真一さんのアクションスターとしての演技の評価とは、どういったものだったというのでしょうか。
それではさっそく、こういった千葉真一さんの話題をご覧ください。
もくじ
1.千葉真一のプロフィール
千葉真一さんは、1939年1月22日、福岡県の出身。
日本体育大学体育学部中退後、東映ニューフェイスに合格したことによって、俳優に。
以後、アクションスターとして活躍し、自身の演技はもちろん、後進の育成にも貢献していきました。
極真カラテ四段、少林寺拳法弐段など、演技だけではなく、実際に武術に長けていたことでも有名です。
さらに、映画監督、映画プロデューサー、歌手としても活躍。
これまでに出演した作品は、日本の映画では、『少林寺拳法』、『沖縄やくざ戦争』、『柳生一族の陰謀』など。
日本のドラマでは、NHK大河ドラマ『風林火山』、『十七人の忍者』、『徳川無頼帳』など。
海外の映画では、『激殺! 邪道拳』『ゴルゴ13 九竜の首』、『ザ・サイレンサー MAGNUM357』など。
海外のドラマでは、『風雲 雄霸天下』『風雲争霸』などとなっていました。
そんな千葉真一さんは、2021年8月19日、新型コロナウイルスによる肺炎のため、82歳で亡くなったのです。
日本屈指のアクションスターだっただけに、悔やまれてなりません。
2.千葉真一の映画『キル・ビル』と映画『ワイルド・スピード』出演シーン
さて、千葉真一さんが、映画『キル・ビル』と映画『ワイルド・スピード』において出演したシーンとは、どこだったのでしょうか。
それぞれ確認してみましょう。
①千葉真一の映画『キル・ビル』での役柄と出演シーン
千葉真一さんが映画『キル・ビル』に出演したシーンは、服部半蔵という役によるものでした。
服部半蔵は、殺し屋であり、刀鍛冶でもあります。
その後、引退して、寿司屋をやっていたものの、依頼を受けて、ふたたび刀を打つことになるのでした。
②千葉真一の映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』役柄と出演シーン
一方、千葉真一さんが映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』に出演したシーンは、カマタという役によるものでした。
カマタは、ヤクザの組長。
東京のストリートレースのトップで、ドリフトキングと称されている走り屋のタカシの叔父です。
このように、千葉真一さんは海外でも著名なアクションスターだけに、やはり出演シーンも、ハードな感じになっていたのでした。
3.千葉真一の映画『キル・ビル』と映画『ワイルド・スピード』への抜擢経緯
さて、千葉真一さんが、こういった映画『キル・ビル』と映画『ワイルド・スピード』に出演することになったのは、どうしてだったのでしょうか。
千葉真一さんが映画『キル・ビル』に出演したのは、アクションスターとしての評価はもちろん、クエンティン・タランティーノ監督と友人関係にあったからでした。
なお、千葉真一さんは、映画『キル・ビル』では、俳優として出演しただけではなく、ユマ・サーマンさん、ルーシー・リューさんに剣術の指導もしています。
一方、千葉真一さんが映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』に出演した経緯は、詳細は不明でしたが、おなじように、アクションスターとしての評価が少なくなかったのではないでしょうか。
映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の監督はジャスティン・リン氏です。
彼は東京および日本をオリエンタルな神秘の街というイメージでは表現したくなく、リアルな現在の東京の街に溶け込む外国人の様子を描いていました。
そうした中で日本アクション俳優の象徴であり武術の達人としてのアイコン的存在であった千葉真一さんに白羽の矢が立ったのではないかと言われています。
4.千葉真一のアクションスターとしての演技の評価
千葉真一さんのアクションスターとしての演技の評価は、どのようになっていたのでしょう。
世界的に著名なアクションスターとなった千葉真一さんの場合、演技も、空手、拳法、器械体操など、さまざまなものが入っているため、高く評価されることになりました。
なかでも空手をテーマとする映画は、国境を超えて親しまれるようになったのです。
千葉真一さんは、とくに、キアヌ・リーヴスさんなど、自身もアクションスターという俳優などからも信望されていますから、どれほど偉大だったのか、分かるというものではないでしょうか。
なお、千葉真一さんの受賞歴は、日本国内では、日本アカデミー賞優秀助演男優賞、ブルーリボン賞スタッフ賞、エランドール賞新人賞、日本映画製作者協会新人賞、京都市民映画祭主演男優賞、文化庁長官表彰、など。
海外では、香港電影金像奨優秀主演男優賞、ハワイ国際映画祭MAVERICK AWARD、など、多岐に及んでいたのでした。
あらためて千葉真一さんのすごさを再認識させられますね。
ということで、今回は、千葉真一さんについて、いろいろなことを見てまいりました。
あまりにも映画界の偉人であっただけに、亡くなったことが悔やまれますね。
あらためて、映画『キル・ビル』や映画『ワイルド・スピード』などを鑑賞して、在りし日の千葉真一さんを偲びましょう。